私自身過去に何度も炎上プロジェクトを経験してきました。炎上する前の状態から徐々に炎上していく渦中にいたこともあれば、炎上したプロジェクトに途中からヘルプ要員として参加したこともあります。
どちらにしても炎上プロジェクトはとてもつらく大変でした。
しかし、いくつもの炎上プロジェクトを乗り越えたからこそ、いまの自分があると思っています。
そして、こうしたプロジェクトを経験する中で、1つ感じたことあります。それは、「炎上プロジェクトすら楽しいと感じられるほどの気概、メンタリティで仕事している人はいずれ大きな成長を遂げている」ということです。
私自身はそこまでのメンタリティは持っていませんが、炎上プロジェクトで仕事している中で、こうしたずば抜けたメンタリティで仕事している同僚や先輩を見てきました。そこで、炎上プロジェクトを楽しいとすら感じるために必要なメンタリティやコツについて、3つまとめていきます。
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炎上プロジェクトを楽しむ秘訣①:”そんなもん”と言い聞かせる
炎上プロジェクトは基本的に楽しくありませんし、「なんで?」と疑問に思うことや理不尽に思う瞬間、思い通りにいかない時がたくさんあります。そのため、気持ちが滅入ってしまい、病んでしまいがちです。また、仕事が終わらなかったり、うまくいかなかったり、仕事へのプレッシャーから鬱状態になることもあります。
そのようにならないために私は炎上プロジェクトや厳しい状況になった時の合言葉を決めています。
それが「そんなもん」と言い聞かせています。
基本的に炎上プロジェクトはうまくいかないことの方が多いですし、うまくいっていないことの方が多いです。そのため、リカバリ計画を立ててもすぐにそのリカバリ計画すら破綻したり、再度単体テストをやり直しても結局単体テスト不具合は多発したりします。
その度に「うまくいかない」と思い詰めていては平常心を保てません。
そこで、「まあ、そんなもんよね」と自分に言い聞かせることで、達観することが重要です。
言霊というように口に出していれば、気持ちが楽になっていき、炎上プロジェクトだって楽しむ余裕が生まれていきます。
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炎上プロジェクトを楽しむ秘訣②:いい意味で”他責思考”
2つ目の炎上プロジェクトを楽しむ秘訣は、いい意味で他責思考になることです。
繰り返しになりますが、炎上プロジェクトではうまくいかないことの方が多いですし、非常にストレスが溜まります。そして、周囲にもイライラしてしまうこともあります。
そういった際に、自分の責任だと思い詰めてしまっては悪循環となります。
そこで、いい意味でこうなったのは自分の所為ではないと言い聞かせ、他責思考で考えることです。
そして、炎上プロジェクトの中で同じように頑張っているプロジェクトの仲間を見て、「あーあ、この人の所為やん」と心の中で思ったり、「すごいイライラしてるやん」と思ったりすることで、一歩引いてこの状況を楽しむことができるようになります。
何より、自分の所為だと思うことはよくありません。
表に出してはいけませんが、心の中で「この人の所為でうまくいってないんだよなーまあ、仕方ない、付き合ってやるか」と思い、炎上プロジェクトの中で働く周囲を観察することで、炎上プロジェクトを楽しむきっかけを作ることができます。
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炎上プロジェクトを楽しむ秘訣③:反面教師にする
最後は、今度の炎上プロジェクトでは同じ轍を踏まないぞという気持ちで、炎上プロジェクトで感じたことを反面教師にして、それをメモに取っておくことです。
そうすることで、炎上プロジェクトを一歩引いた立場から眺めることができ、楽しむ余白を作ります。
そして、炎上プロジェクトを乗り越えたらきっと自分も成長しているはず、いつかはこの地獄も終わると思い、次を見据えることで、モチベーションを保ち、成長した姿を想像することで、炎上プロジェクトを楽しいモノ、成長できるチャンスに自分から変えていきます。
私自身、炎上プロジェクトにいた際は毎日23時に退勤したとしても、帰り道にスマホのメモ帳にその日の出来事、プロジェクトメンバーとの会話内容を書いていました。
こうして得た、その時々でしか感じられない思いや考え、出来事を炎上プロジェクトが終わった後に見返すことを1つの楽しみに日々、仕事していました。
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炎上プロジェクトを乗り越えた先に成長がある
ここまで、炎上プロジェクトを楽しむために必要なマインドについて整理しましたが、実際には非常に大変です。私自身、いつでも実践できていたわけではありません。
プロジェクトはそもそも有期性のあるものです。したがって、炎上プロジェクトであってもいつかは必ず終わります。そのため、炎上プロジェクトであってもその状況すら楽しんだ方が得です。
炎上プロジェクトを乗り越えた先には大きな成長が待っていると信じて、今日、明日の仕事に向き合っていくことができれば、いい結果が待っていると思います。
その際、”一歩引いた姿勢”、これをどれだけ意識できるかで炎上プロジェクトすらも楽しいものに変えられるかが変わってきます。
私自身の自戒の念も込めて、この記事を終わりたいと思います。
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