【SAP】プラント間在庫転送オーダー カスタマイズ設定【雑記】

SAP

【雑記】シリーズは、最近勉強した内容を雑多にアウトプットする投稿です。

自分自身がアウトプットすることで理解を深めると同時に、後々戻って確認できるように残しておくためのものです。設定や理解に誤りがあっても一切の責任は負いませんので予めご了承ください。

在庫転送のイメージ

■プラント間転送、在庫転送オーダーあり、出荷伝票あり

・イメージ

東京プラントから京都プラントにモノを移動することを想定します。

・伝票イメージ

在庫転送オーダーのイメージは以下の通りです。

具体的な設定

プラント 設定

転送元と転送先に対してそれぞれ設定をします。

転送元(東京工場)に必要な設定

①転送元プラントを仕入先に見立てるための設定

転送元のプラント(東京工場)を疑似的に1つの仕入先として見立てるためにBPマスタにそれ用の仕入先を登録します。

その仕入先に対してプラント(東京工場)を割り当てます。

これにより、転送元プラントを1つの仕入先とすることができ、在庫転送オーダー伝票発行時の仕入先(供給プラント)として指定できるようになります。

#BPマスタより設定

②転送元プラントを販売組織に見立てるための設定

転送元プラントは商品を売る側にもなるため、販売組織の設定もします。

#在庫/購買管理>購買管理>購買発注>設定:在庫転送オーダー プラント より設定

転送先(京都工場)に必要な設定

①転送先プラントを得意先に見立てるための設定

転送元プラントが仕入先になれば、転送先プラントは得意先になります。

そのため、転送元プラントの設定と同様にプラントと得意先BPマスタを割り当てます。

ただし、転送元プラントと仕入先BPマスタの設定とは異なり、プラントに対して得意先BPマスタを割り当てます。

#在庫/購買管理>購買管理>購買発注>設定:在庫転送オーダー プラント より設定

購買伝票タイプの割当 設定

転送元プラントと転送先プラントの組み合わせに対して購買伝票タイプを割り当てます。

在庫転送オーダーを行う時は、定義された伝票タイプ以外は使用することができなくなります。

また、ワンステップ移動か、ツーステップ移動かを決めます。

したがって、同じプラント間の移動でワンステップとツーステップを使い分けることはできません。

#在庫/購買管理>購買管理>購買発注>設定:在庫転送オーダー 購買伝票タイプ より設定

出荷タイプ・確認規則割当 設定

在庫転送オーダーの購買伝票タイプに紐づく出荷伝票タイプと確認規則の割当、出荷計画を使用するか、輸送経路計画を使用するかどうかを設定します。

モノが動くということですので、通常の出荷と同じく出荷伝票タイプやそれに纏わる設定をします。

購買伝票タイプと転送元プラントの組合せで決定します。

#在庫/購買管理>購買管理>購買発注>設定:在庫転送オーダー 出荷タイプ/確認規則割当 より設定

まとめ

転送元、転送先それぞれのプラントに対して設定をします。

そして、それに伴う購買伝票タイプや出荷伝票タイプの設定、割り当てを行うことで在庫転送オーダーは利用できるようになります。

最後に伝票と各設定がどのように紐づいているかまとめます。

以上。

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